ちょっといい話
ロータリークラブのすごいところ

   OSビデオ企画 代表
       大木繁雄
☆☆☆☆

 頼まれもしないのに自腹をきって、社会の為になろうと大の大人が毎週一箇所に集まり、同じにならないように配慮された席に座り、指揮者が出てきて大きな声で歌い、おまけに歌の最後に'ヤー'と叫び、日ごろしたこともない食事の準備の手伝いをし、いつもは妻と二人、黙って黙々と食事をするのに、この時ぱかりは、おしゃべりなどしちゃって楽しそう。

60%を切ると首になると、出席率を競い、'今日はこんなことがあったよ'と皆んなの前で披露し喜びを分かち合う。おまけにお金まで出す。学校を卒業してかなりになるけど毎週歴史の勉強をし、それでも足りず、時にはえらい先生を招いて、本当は色気の話が好きなんだげど、硬い硬いお話しを、目の前で舟を漕ぎながら聴き、謝礼まで渡す。

 時には、保育園児に遊んでもらい、お寺で坐禅をしながら旅立ちの予行練習をする。年に一度は四国全体で集まり、その熱心さに感心していると、点鐘とともにいなくなる。しかし、パーティーの時間には必ず帰ってくる。

 えらいもので、最初は心に無くとも'
奉仕、奉仕'と闘かされると、身体全体に染み付き仲間がいないところで、思わず'奉仕とは'と言ったりする。
    〜〜これがロータリークラブのすごいところだと思います。〜〜