Rotary International

D第2670地区テーマ  2005−2006 第2670地区 ガバナー 掛水俊彦  
何か やろうよ!!
|||||||| 行動するRCを目指して ||||||||
第2670地区 ガバナー  掛 水 俊 彦

 第2670地区、74クラブの会長・幹事さん。お元気でお過ごしでしょうか。4月の地区協議会でお会いしてから2ヶ月余になります。張り切って新しい責務に取り組んでおられることと拝察致します。

ロータリー第2世紀がスタート

 国際ロータリーは、第1世紀の幕を閉じ、新しい世紀に入りました。ちょうど100年前の1905年2月23日、若き弁護士P・ハリスら4人が集まって、シカゴで産声をあげましたが、今では166カ国に拡がり、クラブ数は32,000を越えました。会員数は120万人を上回る大きな組織になりました。今日の隆盛を誰が予想したでしょうか。
 そして、この7月1日は第2世紀のスタート。ロータリーの歴史に新しい1ページが開かれました。新世紀の白紙のページに筆を入れるのは私達です。頑張りましょう。

初心に還るテーマ

[RIテーマ] A・F・シェルドンが提言した
 Service Above Self (超我の奉仕)
を宣言しました。決定の経緯についても説明されていますので省略しますが、ロータリーの代表標語として、最もよく知られ、親しまれているテーマを採択したのは、新世紀のスタートに際して、原点に戻り、初心に還って再出発したい考えからだと思います。
 このテーマは職業奉仕・倫理に関わるフレーズで、自利と他利の調和を図る経営の哲学とも解釈されています。新会長は講演の中で「すべてのロータリアンは、超我の奉仕の真の意味をじっくり考えてほしい」と望んでいました。

識字率向上・水の保全に最重点

[重点事業] テーマと同様、リサイクルと継続性を持つ2つのプロジェクトを取り上げました。識字率向上と水の保全です。最も緊急を要する重要プロジェクトとしています。少しでも実効が上がれば文化的水準の向上と健康的環境の改善に大きく役立つことになります。日本ではいずれも、切実な問題とはみられませんが、国際社会奉仕の視点からすれば意義のある事業です。ご理解をお願いします。
 新会長はこのほか、ポリオ撲滅、R財団支援、青少年交換、女性会員の登用を要請しました。ポリオは、一昨年末には世界で年間発生1,000人以内まで追いつめました。完全撲滅まで新しい大プロジェクトは考えないと言います。また、会員増強については、各クラブで1人の純増を熱望しましたが、過大な増強は求めていません。財団支援、青少年交換、女性会員の登用については、日頃の活動の中で堅実に達成してゆきたいと思います。

地域密着のプロジェクト

[当地区の方針] 4年前(01年)、21世紀スタートの年にガバナーを務めました。その時”地域と共に生きる”の地区テーマを設定しました。地域を離れて、RCの存在はあり得ない、と思うからです。
 今年の地区テーマは、新会長の意向を参考に、地域と共に・・・・・、の延長線上にあるものを考えました。そして「何か やろうよ!!行動するRCを目指して」としました。
 ロータリーの奉仕の基本は個人ですが、最近は大きく変化しています。新会長は外部の団体とも積極的に提携するプロジェクトを推薦しています。ポリオ撲滅に象徴されるように、大規模で、効果的な奉仕を実施するには、「I」に固執することなく、「We」を採用することも必要だと思います。地域に密着したプロジェクトを期待します。

四国独立リーグ支援を

 地区協議会で私は一つの例として、プロ野球の卵、四国アイランド・リーグを支援したい、と発言しました。野球を通して、四国の活性化に貢献したいと言う、元オリックス監督石毛宏典さんの情熱に対して、四国に住む者として、何かの形で応えたいからです。地区内で統一した行動ができれば幸せです。
 このほか各クラブで明るいユニークなプログラムを考えて楽しいクラブづくりを心掛けてほしいと思います。また、桑原G、今井Gと続けられた四国遍路大使プロジェクトは、ぜひ従来通り受け継いでゆきたいと考えます。

”帰り新参”をよろしく

 地区協議会でもご挨拶しましたが、ガバナーは今回が2度目、帰り新参になります。3年前の月信最終号で「またお会いする日を楽しみにしています」と書きましたが、ガバナーとして、皆さんにお会いすることになるとは全く考えていませんでした。今春の地区大会、地区協議会などで、懐かしい、見覚えのある方に大勢お会いしました。嬉しかったですね。公式訪問では、また多くの友人に会えるでしょう。楽しみにしています。
 終わりに。ロータリー第2世紀のスタートが素晴らしいものになりますよう、お互いに頑張りましょう。1年間よろしくお願いします。