Rotary International

BRI テーマ  2005ー2006 超我の奉仕 カール.ヴィルヘルム.ステンハマー会長
朋友ロータリアンの皆さん

2005-06年度、私たちは、確固たる基盤および羅針盤となる過去の成功の数々、そして意欲を引き出す豊かな歴史とともに、ロータリーの奉仕の第2世紀へと踏み出しました。私たちは過去の栄光に閉じこもるべきではありませんが、そこから学ぶことは、将来への確かな前進のエネルギーとなるはずです。

このことを念頭に置きながら、私は、自分の重要な使命を的確に表すテーマを選ぶべく、これまでの世紀にロータリアンが書き記してきた数々の叡智に満ちた言葉に目を向けました。私たちの思考を導き、行動を促すあらゆる感動的なメッセージの中でも、ロータリーの標語「超我の奉仕」の5文字ほど、的確にロータリーとロータリアンの精神を言い表している言葉はありませんでした。

私たちがロータリーの第2の百年の第1章を書き始める今年度に、国際ロータリーの会長となることができ、大変光栄に思います。この重要な年度のテーマとして「超我の奉仕」を選ぶことは、ロータリアンを鼓舞する最も意義深い言葉を使いたいという私の願望を反映しています。しかし、私はまた、ロータリーでの日々を簡素に保つ努力、すなわち、過去からの継続を維持しつつ、未来に向けてまっすぐな道のりを据えることが必要であるとの思いからも、このテーマを提案いたします。従って、私は、これまでに絶大な成果を上げてきた、人類の基本的ニーズを表す諸分野に焦点を当てたいと望んでいます。

カール.ヴィルヘルム.ステンハマー
2005-06年度、国際ロータリー会長