ゴルフ同好会 

G月例記 夏期中山ゴルフコンペ 平成10年8月5日

(上編)

         
猪川、又、又、優勝ならず!

このクソ暑いのにまあ18名も集まったものだ。恒例の8月コンペが
愛媛の軽井択「中山」にて8月5日行われた。

まず万年
2位の猪川が飛び出した。

出だしの一番こそボギーとしたが、その後は連続パー。圧巻はアウトの2番、
バンカーからの一打がピンそぱ2m。
これを珍しく決めて、なんと
バーディー
ジャカマシ猪川の高笑いがクラブハウスにまでこだました。

明暗が分かれたのが、昨年度優勝2回の、にわか実力者山岡。
快心の一打が同じバンカーへ。

昨年の九州遠征で松田がバンカーアウトのボールをシャツのポケットに入れ笑われた光景が目に浮かぶ。

案の定、バンカーの横の木の中へ! 

みんなで揺すって落とすも、ショックが大きくダブルボギー。
早くも優勝戦線から脱落。

アウト
41と段突の成績で折り返した猪川の前に立ちはだかったのが信心探い上田宗、最終ホールを残して5アンダー。

しかしここでこの信心深いのがあだとなった。

最終ホールの2打目がバンカーへ、悪いことにバンカーが5個も連なっていた。

突然上田は、
”お砂踏み”と間違え、バンカーを全て渡り歩き、
バンカーを出た時には、貯金がゼロ!

上がってみれぱ
88のお四国さん!「南無阿弥陀仏・・・・・」

昼食時、アパガイドで磨いたような白い歯を見せながらビールをラッパ飲みしている猪川に一抹の不安を抱いていたが、今回もその不安が的中した。

後半大崩れ! 辛うじて2アンダーをキープしたが、年の差で
増田に優勝を奪われた。

(下編)

大久保は今年度のゴルフ委員長という大役のせいもあり、スコアーはオオクワガタ、
いやモウガタガタで、特にアウトの9番では、OBのあとバンカーT0バンカーで11もたたき、
この時点で”戦意喪失”

 「イヤーンバンカー」 水野さん止めて下さい。

最近、古森のアイアンが冴えに〜牙えている。バイアグラを手に入れたとの情報もあるが、この日ニヤピン2本。それも1ピン以内にピタリとつける。

藤岡はインの6番、70ヤードの短い短い、ショートでOB2発!!

従業員の出勤時間の間をついて苦労して参加したのにクヤシ〜!
長い髪をかきあげながら彼も脱落宣言。

この日水野がBM、BB以外に初めて賞品を手にした。その名は、その名は「ドラタン」

インの一番、最終組の水野はクラプ選択で迷っていた。前の組の実力者、高畑、村上、正月は
フェアーウエイにも乗らず「ドラタンがおいで、おいでと手招きしていた」。

ドライバーにしようか? それともアイアンか?

 ”ピッチングにしたら"

大木のアドバイスに“ドラタンの歴史的意義から鑑みてもそれは出来ない”と言い放すと、
やおらドライバーを抜き取り、そして快心の一打。

距離はピッチングより短かったが、みごとにドラタン獲得! ここに谷本永年以来のドラタンの新帝王が誕生した。

このこともあって後半水野は絶好調。上がってみれぱ、彼の下に4人もいた。

  ワオ〜!ワオ〜1ワオ〜!吠えた、吠えた、水野が吠えた。

”BBは山内、片岡にまかせた、つぎは優勝しかない

。狭心症薬の「ニトロ」をギューと握りしめ、そう心に誓う水野であった。

(水野さんこの後、九州遠征で本当に優勝しました。「次号ご期待」)。