ゴルフ同好会 

遠征記 南国土佐黒潮・べク盃ゴルフツアー 平成13年10月11〜12日

(上編)

「♪ベロベロバ〜の神様よ〜 ♪正直き〜な神様よ〜強い人(?)
  のほうへおもむちゃれ、おもむきゃれ、おもむきゃれ♪」

ここは南国土佐でも老舗の部類にはいる高級料亭「土佐っ子」の一室。

大洲で熾烈な予選を勝ち抜いて選ばれた精鋭達は、戦いの場を「南国土佐」に移して今日10月11日、「怒涛砕巻黒潮カントリー」での
第一戦を終え高知の豪快な酒盛りの遊び「べく盃」に興じていた。

この「べク盃」というのは、「天狗、ひょっとこ、おかめ」の大、中、小の3種類の盃があり、その絵柄を書いた駒を回して、駒が止まった時点で駒の向きにいる人が出た絵柄の盃で日本酒を飲むというルールで、酔い潰れるまで続ける豪快な遊びである。

出場選手を紹介しよう。

第一戦の成績順に上座からドラコン松岡、むーみんパパ高畑、策士古森、豪放上田 お辞儀別宮、早撃ち武内、そして末席に「藤奴(藤岡)」、「繁っ娘(大木)」
   
の8名で見るからに強そうなメンバーである?

 さてこの勝負誰の手に軍配が?
  お酒が一滴も飲めない松岡の運命はいかに!
   「藤奴(藤岡)」、「繁っ娘(大木)」の仕事ぶりは?

 これから先は言えない、書けない 「週報」をおたのしみに!     
    (中編)

  太平洋の眺望を背景に潮騒を聞きながら豪快にプレイできる戦略性に富んだ
  「黒潮カントリークラブ」全長6645ヤード、パー72.
  松岡ゴルフ委員長率いる大洲RCの精鋭8名による決勝ラウンドが今まさに
  始まろうとしている。

  まずテイーグランドには、会長として気を使ってもらったわけではなく、
  ただ単に一番くじを引いただけの大木が立つ。 

  バシ! オー〜!

  大木の第一打は怒涛砕巻太平洋に向かって一直線。”ナイスショット”
  大歓声が上がる。

  同組の策士古森の顔から笑みが消え、豪放上田の額から冷や汗が流れる。

  お辞儀別宮は深深とお辞儀をしている。

  青い空に青い海、若いキャデイーの小鳥のようなかわいい声がくすぐったく、
  初秋のひんやりとした微風が肌に心地よい。

  今日はいいスコアーがでるぞ!

  思ったのも一瞬!コンクリートのようにこてこてに固めた三段腹ベント
  グリーンの落とし穴が待っていた。

  あっち、こっち、そっち、えっち、”どうにかしてくれ〜”大木が悲鳴を
  あげる。

  まだカップインもしていないのに同組の3人は次のホールへ。

  こっち、そっち、あっち・・・古森さん、上田さん、別宮さん 待って〜。
  この世に神も仏も無いのか? 
  
  さすが策士古森、豪放上田はベテラン、三段腹に強いのか、それとも実力の
  なせる技か苦労しながらも無難にこなしていく。

  一方、む一みんパパ高畑、環境藤岡早撃ち武内、ドラコン松岡の組は絶好調
  で上記の席順となった。

    (下編)

   さて第二戦は、掛水ガバナーが社長をされている「土佐カントリークラプ」。

   到着と同時に支配人が挨拶にこられ、約東通り?賞品をいただきプレイボール。
 
   今日のHCは昨日の成績を基に決めた新HCで、当然大木、藤岡が断然有利で
   あったが、藤岡が早々と脱落した。 

   山場は0UTの9番ホールで訪れた。

  距離は317ヤード、パー4、グリーンの周りに池があり、風はフォロー。

  ヘッドアップ気味の武内は見かねたキャディーから”(飛んだ方向)見ずに打って”
  とアドバイスを受け、”水に打て”とはおかしいと思いながらも早撃ちだから
  止まらない。

  水に打ったら当然池ポチャ。

  高畑も池の傍から打ってダプって池ポチャ、この後バンカーからの返しが又池ポチャ。

  結局このホール12打で優勝の可能性がポチャ。

  ここで見せ場を作ったのが松岡と大木である。 フォロ一の風とはいえ317ヤード。

  松岡の力まかせの打球は池ボチャの予想を裏切り池を越えてグリーンのカラーへ、
  あわや2オン。怪物である。

  大木もここまでよく辛抱したが、第二打がグリーンから転がり落ち、やはり池ポチャ。

  よく見ると 藻にひかかって半分姿を見せている。

  今日HC:0の古森が追い上げて(43,40)逆転優勝を狙っている。

  「ここは勝負しかない」、と靴を脱ぎ、ズボンを膝まで上げると、うじゃうじゃいる鯉の頭
  に注意して、プロでも難しい「水切りショット」に挑戦。

  後で鯉が一匹浮いてはいたが見事成功。 かろうじて優勝をゲットした。
 
  準優勝は古森で、落ち着くところに落ち着いて二日間の熱戦は終了した。

  大洲での反省会では向井親睦委員長もかけつけ、今話題の牛肉を食べて
  お開きとなった。 

  松岡ゴルフ委員長、武内親睦顧間、高畑藤岡両運転手、そして参加したみなさん
  たいへんご苦労さまでした。